2010/04/ 6 : Story





静かなこの場所で耳を澄ます。


届いていますか?と。


答えの帰ってこないこの場所で耳を澄ます。


もう飽きてしまったの?と。


記せない文字ばかりが積み重なる。


かたちにしようとイメージを追い続ける。


始まりは何処にある。


終わりは何処にある。


悩めど、病む時間なんてありはしない。


イメージだけが確かな道標。


探して掴んで、いつも耳を澄ます。


声は聞こえていますか?と。


「独りではいたくないんだ」と涙を流す彼。


水辺を見た瞬間に泣き止んだ心の隙間。


閉じ込められた四角の中から見る夕日の美しさ。


見上げる少年の瞳に映る僕。